MKIが解説するServiceNow開発blog

ServiceNow にまつわるMKIナレッジを紹介いたします。

ServiceNowのMKIテンプレート その1

はじめに

みなさんこんにちは、三井情報株式会社です。

弊社はServiceNowのビジネスパートナとしてユーザ企業へのServiceNow導入を支援させていただく立場であるとともに、自社でもITSMを導入して利用するユーザ企業の側面も持っています。

今回は各ユーザ企業や自社へのITSM導入で得た知見をもとに作成したMKI業務ワークフローテンプレートというソリューションについて紹介させていだきます。

 

MKI業務ワークフローテンプレートとは

このテンプレートは弊社がこれまでに自社を含む国内企業向けに開発、導入してきたITSM上で利用できる機能をテンプレート化したものでITSMの導入にかかる開発期間や費用を圧縮し、ユーザ企業の迅速なDX化を支援するためのソリューションとなっています。

こちらのソリューションについて全2回で説明します。

 

以下のような機能を主な機能として提供しています。

  • 問合せ機能
  • ワークフロー機能
  • 資産管理機能
  • ポータル機能

いずれもPlatformまたはITSMで提供される機能ですが、これらに弊社がこれまでに培ってきた知見を付加価値として付け加えて提供するものです。

 

問合せ機能について

エンドユーザからの問合せを各種コーポレート部門(総務や人事等)で受けられるようにするためのカスタマイズを行っています。各種コーポレート部門間で互いの問合せは原則として見られず、各部門の担当者のみが参照できますが、問合せ毎に他部門のユーザを参照者として設定し、エスカレーションができるようになっています。

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ワークフロー機能について

日本的なワークフローの構築を実現するために承認、否認、差戻しといった処理はもとより、代理申請や代理承認、過去の案件をコピーして再起票する機能を追加しています。また、ユーザの所属や組織のマスタに有効期間の概念を持たせることにより、機構改組や人事異動が発生した際に、事前にマスタ設定をしておけば、ある時点を境に自動でユーザの所属や組織のマスタを切り替えることができるようになっています。

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次回は資産管理機能、ポータル機能、その他の機能について説明します。


三井情報株式会社
ソリューション技術本部
クラウドソリューション部
第三技術室
石井亮平

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